塩化ナトリウムと氷でマイナス21℃
ドライアイスと、エタノールでマイナス70℃を
作り出すことができます。

今回の実験では、冷凍庫のマイナス20℃を大きく下回るマイナス70℃の世界を
体験してみました。

電子温度計はキッチリと、マイナス70℃を示しています。
ドライアイスの温度は、マイナス79℃なので、ほぼ、同じレベルのエタノール溶液が
完成しました。

一見すると、てんぷらを揚げているかのように、
見事に沸騰するのですが、実際は、極低温なので、不思議な気分がします。

花は、一瞬でシャリシャリに、
ゴムボールは、弾力をなくし、しんなりとへこんでしまいます。
これが、マイナス200℃近くの液体窒素だと、完全に弾力を失い、
瀬戸物のように、粉々に砕け散ります。

普段食べるバナナや、プチとまとも、数秒~数十秒で、岩のようになり、
往年の名CM Mobil1 モービルワンの「バナナで釘が...」を再現。
見事に打ち付けることができました。

涼しくも楽しい実験ですが、
超低温なのと、引火性のつよいエタノールを扱うので、
実は実験をさせる側は徹底管理が必要なので、演示実験ならともかく、
生徒たちにやらせるのは、案外大変なのです。
